言語聴覚療法部門

 患者様やご家族の思いに寄り添いながら、再び住み慣れた地域へ戻れるよう支援します。

  • STEP.01医師による診察
    患者様との対話や検査により現在の状態を把握し診察いたします。 ご家族の方ともお話をさせて頂きます。
  • STEP.02プログラムの検討
    診察・評価をもとに、患者様に適したプログラムを検討し作成します。
  • STEP.03言語療法の実施
    プログラムに基づいて訓練を進めていきます。また、患者様の状態に合わせて適宜対応させていただきます。

食べるためのアプローチ

食べるためのアプローチ

食事のときに食物が飲み込みにくい、咳き込むことが多いなどの問題がある「摂食嚥下障害」に対して嚥下造影検査(VF検査)などの評価・訓練を行い、安全かつ確実な食事をしていただける方法を提案、指導しています。

嚥下造影検査(VF)とは?

嚥下造影検査(VF)とは?

放射線透視下で造影剤を混ぜた食べ物・飲料を飲み込んでいただき、口・喉・食道の動きや、誤嚥の程度を評価するものです。嚥下障害の症状が明らかになるだけではなく、飲み込み時の姿勢を変える、食物の物性を変えるなど嚥下障害の対応方法を検討しています。

高次脳機能障害支援病院として

高次脳機能障害支援病院として

脳の部分的な損傷により、記憶・注意・行為・思考・言語などの機能に障害が起こった状態を「高次脳機能障害」といいます。症状として記憶障害・注意障害・遂行機能障害・行動と感情の障害などが現れます。 しかし、外見上はその障害が分かりにくく、日常生活や社会生活への適応が困難でありながら支援が得られないまま多くの当事者や家族が悩んでいます。 当院では高次脳機能障害支援協力機関として、高次脳機能障害の診断を行い、相談・支援・リハビリテーションを提供し、家庭・社会復帰に向けた総合支援を行っています。

他職種との連携

他職種との連携

より質の良い医療を目指し、病棟スタッフや管理栄養士をはじめとしたコメディカルスタッフとの連携に力を入れています。 また、本院では15年以上前から歯科医師を中心に口腔ケア委員会を開催し、最新のケアを提供できるよう取り組んでいます

学会に向けて

 主体的に卒後研修に取り組める環境を提供しています。 院内外での勉強会や研修会に積極的に参加し、年1回の症例研究・発表を必修の目標として指導します。 また、資格取得を希望するスタッフへの支援なども充実しています。

訪問リハビリ風景

外来リハビリテーション

 当院退院後のフォローアップをはじめ、ご自宅の生活で継続したリハビリが必要と思われる方、食事やコミュニケーションの支援(評価・助言・指導・訓練等)を実施しています。
※週1~3回程度(時間は40分程度)